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- 民間物件、公共物件にかかわらず一般の構造設計事務所ではBIMはまったく利用されていないか、利用されているとしても作業の効率化に役立つ一部の機能のみである。そもそも設計者は、BIMを使うための費用を貰っていない。
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- 構造設計事務所の一般的な業務範囲は、大まかには構造計算と部材配置図(伏図、軸組図など)の作成までであり、通常ディテールは設計しない。図面は、AutoCAD等により2次元で作成している。
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- スタジアムなど大規模かつ複雑な物件では、BIMを使うメリットがあり、現にBIMが多く活用されている。当然、構造設計でもBIMを利用することになり、そのための費用は設計料に反映される。
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- BIMを利用することでメリットがあるのは、主にファブリケーターとコントラクターである。彼らは、BIMを活用することで建築生産効率を飛躍的に向上させている。
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- 構造設計で細部まで含めて本格的にBIMで設計しようとするのであれば、現時点ではTeklaが他のソフトを一歩リードしているように思われる。
2年前の調査では、構造設計におけるBIM利用の現状についてその利用実態を掴め切れない部分がありましたが、今回の調査でかなり明確になりました。
一般に米国の構造設計者は、ブレース端部など詳細設計を行いません。
これらは、専門の構造コンサルタントの仕事になっています。
また、米国では施工図作成業務も設計業務と同じように独立した業務となっていて、それへの報酬は設計料よりも遥かに大きなものとなっています。
したがって、構造詳細設計だけでも業務として立派に成立しているわけです。
BIM活用を推進している大手構造設計事務所では、基本計画段階からBIMを介して設計データのやり取りを行いながら基本、実施設計を進めているとのことですが、今回の調査でもその具体的な業務フローを明らかにすることはできませんでした。
【第4回 Open Seesとは】につづく
(EHS&S研究センター上級研究員 兼 建築構造技術本部長 齊藤賢二)
BIMセミナー「一貫構造計算ソフトのデータ活用で何ができるか?」
大塚商会の主催にて、BIMセミナーを実施致します。
本セミナーは解析ソフトでどんなことができるのか?を、少人数・参加型でご説明する内容です。
具体的なBIM対応として何をしておくべきか、自社にどんなメリットがあるのか、を考えていただくきっかけとなれば幸いです。
お申込、詳細については下記をご覧下さい。
2015年6月9日(火) 大阪会場
「Autodesk Solution Day 2015大阪」 C01 15:50~17:30
http://event.otsuka-shokai.co.jp/15/asd2015/osaka_k/
2015年6月10日(水) 東京会場
「BIM連携を体感!3次元データ活用による設計の効率化」 C02 15:00~17:00
http://event.otsuka-shokai.co.jp/15/0610cad/
SEINオペレーションセミナー 入門編 <東京会場>
SEINオペレーションセミナー入門編を開催致します。
操作方法の習得を目的とした初心者向けのセミナーです。
詳細は下記をご確認ください。
「SEINオペレーションセミナー 入門編 <東京会場>」
■日 時:2015年6月17日(水) 13:30~16:30
■会 場:(株)NTTファシリティーズ総合研究所
東京都台東区東上野4-27-3 6Fセミナールーム
■参加費:無料
■定 員:8名(1社につき最大2名様まで)
お申込み、詳細は下記をご覧下さい。
https://www.sein21.jp/NewSeinWeb/NewsAndTopics/NewsDetail.aspx?NewsID=279
定員に達し次第、申込を締め切ります。
お申込み頂いたお客様には、受講票をお送りします。
■お問い合わせ
マーケット開発部 TEL.03-5806-2034
E-mail:support@ntt-fsoken.co.jp
SEIN La CREA機能追加版およびPremium版の改造実施中!!
今年度も引き続き、SEIN La CREA機能追加版およびPremium版は機能アップするよう取り組んでいます。
今回、ご紹介できる内容は、夏頃に完成を予定している項目です。
1.入力データを軽くする
重くなってしまった入力データの容量を軽くする仕掛けを作っています。
現在のSEINは、トライ&エラーによって形成された情報が蓄積され、データ容量が大きくなる傾向があります。
立体解析するうえで、避けれない問題でした。
そこで、重くなった!と感じた時、入力データを現在の情報によって再形成しなおす仕組みを作ることで、データ容量が軽くなる仕掛けを組み込む予定です。
サポート担当としても待ち遠しい機能ですが、実現できる見通しがたってきました。
試験をしっかり実施したいため、夏の後半になると思いますが、準備が出来次第リリースする予定です。
2.露出柱脚の耐力を考慮する。
在来の露出柱脚は、剛性は考慮していても耐力は考慮していませんが、既製品柱脚と同様に在来の露出柱脚においても自動的にMNインタラクションを考慮できるようにします。
3.露出柱脚の検討にブレース応力を考慮(保有水平耐力計算)
既製品柱脚と同様に、在来の露出柱脚においても保有水平耐力計算での柱脚検討時にブレースの応力を付加して検討できるようにします。
今回、ご紹介した内容は検討および実施中の一部です。
この他、まだまだたくさん検討段階のものがありますが、仕様が固まり次第、皆様にご紹介できると思います。
SEINはまだまだ変わりますのでご期待ください。
※新しい構造関係技術基準解説書に関連した改造も予想されます。
上記項目は、予告なく変更することがあります。
[2015年版建築物の構造関係技術基準解説書]講習会の受付が始まっています
主催:(一財)建築行政情報センター、(一財)日本建築防災協会
[2015年版建築物の構造関係技術基準解説書]が発行されることに伴い、改訂された部分を解説される講習会の受付が始まりました。
詳しくは、(一財)日本建築防災協会のホームページをご覧ください。
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/workshop/
セミナーを実施しました 岩手県盛岡市 & 青森県青森市
先週は下記セミナーを実施致しました。
5月26日「建築基準法改正に伴う適判制度の変更に関するセミナー」(共催:株式会社建築構造センター) in 盛岡
5月28日「SEINプログラムセミナー(ユーザー会)」 in 青森
お忙しいところ、ご参加頂いた皆様には感謝申し上げます。
構造適合性判定を円滑に進めるための一貫構造計算プログラム利用上の留意点を講演させて頂きました。
また青森のセミナーでは、SEINの操作方法を中心に講習会を行い、ユーザー様と意見交換する場を設けることができました。
弊社では、各地域や協会とも連携し、講師の派遣やセミナーを実施しております。
ご要望ございましたらお問合せ下さい。
■お問い合わせ
マーケット開発部 TEL.03-5806-2034
E-mail:support@ntt-fsoken.co.jp
省エネルギー推進の取り組み
企業の社会的責任の一つである地球温暖化防止対策の一環として、さらには省エネルギー・節電として、今年もクールビズを実施致しています。
弊社では以下の夏季期間における服装を、ノーネクタイ、ノー上着にて業務させて頂きます。
実施期間:2015年5月1日(金)~ 終了時期未定
ご理解とご協力をよろしくお願い致します。
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