ホーム   SEIN TIMES   2015年5月15日号

SEIN TIMES 2015/5/15

お客様各位

こんにちは、「SEIN TIMES」(NTTファシリティーズ総研)メール事務局です。

ご登録の皆様へ、メールマガジンをお届けします。

I N D E X

◆◇ テクニカルコンテンツ「解析手法の高度化を踏まえた耐震設計法の将来展望」がスタート
   (北海道大学・名誉教授 石山祐二) ◇◆

   →  新連載が始まりました!

◆◇ 米国における構造設計システム見聞録‐サンフランシスコを訪問して
   (EHS&S研究センター上級研究員 兼 建築構造技術本部長 齊藤賢二) ◇◆

   →  【第2回】米国における構造解析ソフトの利用状況と将来展望

◆◇ [2015年版建築物の構造関係技術基準解説書]講習会の受付が始まっています ◇◆

   →  主催:(一財)建築行政情報センター、(一財)日本建築防災協会

◆◇ 共催セミナー開催のご案内(in 岩手県) ◇◆

   →  株式会社建築構造センター東北事務所様との共催セミナーです

◆◇ SEIN Pile(機能追加版)をバージョンアップしました ◇◆

   →  Ver.4.0.2.07をリリース

◆◇ SEINプログラムセミナー&意見交換会(in 青森県) ◇◆

   →  青森県のユーザー様との意見交換

 ◇ 省エネルギー推進の取り組み

 ◇ SEIN WEBメールサービスの登録はお済みですか?

テクニカルコンテンツ「解析手法の高度化を踏まえた耐震設計法の将来展望」がスタート!
(北海道大学・名誉教授 石山祐二)

北海道大学・名誉教授 石山祐二先生にご協力頂き、解析手法の高度化を踏まえた耐震設計法の将来展望について、全6回の内容をテクニカルコンテンツとして順次掲載します。

第1回は「耐震規定の変遷と新耐震」です。

是非、ご覧ください。

   ↓↓↓

https://www.sein21.jp/NewSeinWeb/TechnicalContents/Ishiyama/Ishiyama0101.aspx

今後の予定

 2. 新耐震の地震力の与え方と$\small A_i$分布

 3. (耐震)壁を有効に活用しよう!

 4. 基礎と杭の緊結は不要!

 5. 限界耐力計算の地震力表示について

 6. 耐震規定の将来展望とコンピュータの活用

「米国における構造設計システム見聞録 ― サンフランシスコを訪問して ― 」
【第2回】米国における構造解析ソフトの利用状況と将来展望

第2回目は、米国における構造解析ソフトの利用状況と将来展望についてお話します。

米国には、Bentley社やCSI社など構造解析ソフトを開発・販売する会社が多数あります。

その中でも、この2社が大きなシェアを持っています。

CSI社は、その創業にあたってカリフォルニア州立大学バークレー校が関わっていることもあり、特に地震荷重など水平力に対する設計を得意としています。

サンフランシスコのベイエリア地区には構造設計事務所が40社程度ありますが、そのほぼ全てがCSI社のソフトを利用しています。

CSI社のソフトには、汎用FEM解析ソフトであるSAP2000、SAP2000をベースとし、建物骨組設計用にリメイクされたETABS、そして建物骨弾塑性解析用ソフトPERFORM3Dなどがあります。

全世界でも地震国、例えばニュージーランド、中国、東南アジア、中東などでは相当数のユーザがいるようです。

米国では一般に、日本のように荷重増分解析を実施して建物保有水平耐力の検証は行いません。

しかし最近、日本と同じように荷重増分解析をベースとした性能規定型の設計法を取り入れる動きもあります。

CSI社などもその動きに合わせて、静的・動的弾塑性解析が可能な解析ソフトの開発・プロモーションに力を入れているようです。

今回米国の構造コンサルタント会社を訪問して、米国では鉄骨ブレースの端部など、ディテール部分の終局状態については、弾塑性FEM解析により日本以上に丹念に解析・検証しているように見えました。

CSI社のSAP2000は、その様な解析に利用される頻度が高く、何度も機能追加することで非常に使いやすい解析ツールとなっています。

弾塑性FEM解析では、材料降伏後の挙動が不安定になり解析続行が困難になる場合が多いようですが、その点についても長年培ったノウハウにより巧みに処理されているように見えました。

ただ、このような高度な解析は一般の構造設計者には困難なものであり、多くは専門の構造コンサルタント会社が請け負っているようです。

弾塑性FEM解析ソフトは、より廉価で操作性に優れたものが次々と開発されているとのことです。

日本では、一般に法律に基づいた一貫構造計算ソフトを用いて設計するためか、細かな検定値ばかり気にする傾向があります。

それに対し、米国では細かな検定値よりも骨組全体のバランスとディテールの確認により精力を傾けているように思えるのは、著者だけでしょうか。

【第3回】につづく

(EHS&S研究センター上級研究員 兼 建築構造技術本部長 齊藤賢二)

[2015年版建築物の構造関係技術基準解説書]講習会の受付が始まっています
主催:(一財)建築行政情報センター、(一財)日本建築防災協会

[2015年版建築物の構造関係技術基準解説書]が発行されることに伴い、改訂された部分を解説される講習会の受付が始まりました。

詳しくは、(一財)日本建築防災協会のホームページをご覧ください。

http://www.kenchiku-bosai.or.jp/workshop/

共催セミナー開催のご案内(in 岩手県)

株式会社建築構造センターとの共催セミナーとして下記の日程で、2015年の法改正に伴う構造計算適合性判定に係る変更内容に関する講習会を開催致します。

当社は一貫構造計算プログラムを利用した、解析上の留意点・特徴についての講演を予定しています。

日 時:2015年5月26日(火) 13:30~16:30(受付13:15~)

会 場:いわて県民情報交流センター アイーナ804B

    岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7番1号  TEL.019-606-1717

講演①:『適判制度はどう変わるか 確認申請を円滑に進めるために ~改正建築基準法の概要~』

講 師:建築構造センター東北事務所長、JSCA東北支部長 加藤重信

講演②:『構造適合性判定を円滑に進めるための一貫構造計算プログラム利用上の留意点』

講 師:NTTファシリティーズ総研 構造設計システム部 担当部長 荒川延夫

※タイトル、内容は予告なく変更する場合もあります。

 セミナーへのお申込みは必要事項をご記入頂き、お問い合わせ先までご連絡ください。

 <お申し込み時必要事項>

 ・御社名

 ・御氏名

 ・電話番号

 ・E-mail

■お問い合わせ・お申込み先

 NTTファシリティーズ総合研究所 マーケット開発部

 TEL.03-5806-2034

 E-mail:support@ntt-fsoken.co.jp

SEIN Pile(機能追加版)をバージョンアップしました

杭、基礎梁設計支援ソフト「SEIN Pile(機能追加版)」を更新しました。

基礎梁の計算結果が一部出力されない現象を改善しました。

更新内容は、解凍されたフォルダ内のReleaseNotes.txtをご参照ください。

https://www.sein21.jp/NewSeinWeb/NewsAndTopics/NewsDetail.aspx?NewsID=275

SEINプログラムセミナー&意見交換会(in 青森県)

下記の日程でSEINプログラムセミナーを実施致します。

SEINの操作方法を中心に講習会を行い、青森県のユーザー様と意見交換する場を設けることができました。

日 時:5月28日(木)13:10~16:30

会 場:青森市文化会館 小会議室2 4階

講 師:NTTファシリティーズ総合研究所 荒川延夫、樫本光弘、辻井一晃

省エネルギー推進の取り組み

企業の社会的責任の一つである地球温暖化防止対策の一環として、さらには省エネルギー・節電として、今年もクールビズを実施致しています。

弊社では以下の夏季期間における服装を、ノーネクタイ、ノー上着にて業務させて頂きます。

実施期間:2015年5月1日(金)終了時期未定

ご理解とご協力をよろしくお願い致します。

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 ・各種セミナー情報

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