ホーム   SEIN TIMES   2013年12月2日号

SEIN TIMES 2013/12/2

お客様各位

こんにちは。

「SEIN TIMES(F総研)」メール事務局です。

10/15号から「建築構造設計を中心とした米国におけるBIMの最新動向」を発信しております。

今年の夏、弊社が米国にてBIMソフト会社や建築構造設計事務所を視察したレポートです。

全7回に渡り、BIMの最新動向や設計プロジェクトの先端的な取り組みなどをお伝えします。

「建築構造設計を中心とした米国におけるBIMの最新動向」

第4回 BIMソフトと構造解析ソフトなどとの連携

今回は、BIMソフトと連携している構造解析ソフトについてお話しします。

構造解析ソフトとしては、CSI社製のETABS、SAPがもっとも広く使用されていました。

また、Bentley社製のSTAAD ProやRAMなどもよく使われていいます。

その他、壁式構造ではADAPT社製のADAPTが最もポピュラーです。

これらのソフトは、すべて専用のコンバーターによりRevitとデータ連携しています。

設計者のソフト選定には、これといって大きな採用理由はないようです。

やはり使い慣れたソフトが一番といった感じでした。

大手事務所は複数のソフトを所有していて、プロジェクトの特徴に応じて、それらを使い分けていました。

特に優れたソフトはありますかとの質問に対して、どのソフトにも一長一短があるとの意見が大勢を占めました。

たまたま最初に選んだものを使いこんでいるといったところでしょうか。

ベテランの構造技術者からは、比較的小規模な建物であれば構造解析ソフトに入れて計算するよりも手計算の方が早いという意見もありました。

また、大手事務所からは、設計業界は資金的に潤沢な業界でないので、優れた解析ソフトを生み出す余裕がないとの厳しいお話もありました。

一般の構造設計事務所では詳細図は描かないのでそのためのソフトも所有していません。

今回大手1社のみが施工図までTeklaを使って描いていました。

また、今回訪問したすべての事務所が、数量算出用の専用ソフトは所有しておらず、Revitを使って数量算出していました。

今後、BIMソフトと構造解析ソフトとの連携は一層強化されていくものと思われます。

一つの事例として、Autodeskは構造解析結果を各種設計コードによりチェックすることが出来るRevit用のツールを開発しました。

これにより、BIMのワークフローの中での解析ソフトの利用価値がより一層高まるものと期待されています。

コードチェックツール利用により、構造計算書の出力やディテールに関する情報も出力することが可能となります。

つづく

(S)

「建築構造設計を中心とした米国におけるBIMの最新動向」

第1回 ~ はじめに ~(2013/10/15配信)

第2回 ~ 米国におけるBIMの現状 その1 ~(2013/11/1配信)

第3回 ~ 米国におけるBIMの現状 その2 ~(2013/11/15配信)

追加開催します SEIN Pileセミナー「応答変位法による杭の設計手法紹介」

11月に開催した「SEIN Pileセミナー」ですが、ご好評につき追加開催致します。

杭の応答変位法にご興味のある方、また前回ご参加できなかった皆様のお申込をお待ちしています。

近年、建築物は軟弱地盤や液状化の恐れのある様々な地盤条件のもとに建てられ、上部構造物の慣性力だけでなく地盤の変位を考慮した設計を求められるケースが多くなってきています。

このセミナーでは、応答変位法非線形解析の手法をSEIN FAMILYの杭設計支援ソフト「SEIN Pile」を用いて解説します。

ご希望の方はお早めにお申し込み下さい。

前回セミナーの様子 SEINWEB「SEIN Pileセミナー(11月19日)を実施しました」

https://www.sein21.jp/NewSeinWeb/NewsAndTopics/NewsDetail.aspx?NewsID=214

SEIN Pileセミナー「応答変位法による杭の設計手法紹介」

 日 時:2014年1月21日(火) 14:00~16:30

 場 所:(株)NTTファシリティーズ総合研究所

     東京都台東区東上野4-27-3 6Fセミナールーム

 参加費:無料

■杭の設計法概要とSEIN Pileの位置づけ

 講師:(株)構造計画研究所 建築構造工学部 松原善夫

 ・一般的な杭の設計手法の概要説明

 ・SEIN Pileの位置づけ

 ・応答変位法のメリットについて

 ・非線形解析のメリットについて

■SEIN Pileの説明

 講師:(株)構造計画研究所 耐震技術部 石原眞一

 ・便利で特徴的な機能の説明

 ・出力機能の説明

 ・計算手法の詳細説明

■構造性能評価における設計実例紹介及び最近のトピック

 講師:(株)構造計画研究所 建築構造工学部 松原善夫

 ・設計実例の紹介

 ・応答変位法による一般的な杭の設計手順

 ・問題点の整理

 ・杭の設計における最近のトピック

 

【お申込み方法】

SEIN WEB「セミナー・講習会情報」(下記URLよりお申込下さい)

https://www.sein21.jp/NewSeinWeb/NewsAndTopics/NewsDetail.aspx?NewsID=213

定員に達し次第、締め切らさせていただきますのでご了承ください。

お申込み後、受講票をメール致します。当日会場にお持ち下さい。

■お問合せ先

 マーケット開発部 TEL 03-5806-2034

          Email:support@ntt-fsoken.co.jp

(M)

お問合せのご紹介(SEIN Pileセミナーより)

SEIN Pileセミナーにご参加頂いたお客様からのお問い合わせをご紹介いたします。

質問内容①

「応答変位法による杭の設計手法紹介」の中で、応答変位法による杭の検討(非線形荷重増分法)の説明の文中に「経済的」と記載がありますが、必ず経済的になるのでしょうか。

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上記ご質問を頂き、資料によって誤解を招く可能性があるという事がわかりました。

資料の中で「経済的」と記載した経緯は、SEIN Pileが杭単体で解析するのではなく、杭を建物全体に配置できるため、杭全体で荷重増分した際に、一部で杭が降伏してもその降伏を許容する事ことで、結果的に経済的で安全な杭基礎とする検討が行えるという事を説明しているつもりでした。

応答変位法とSEIN Pileの特徴を一緒に説明したことで誤解を招いたケースと思って反省しています。

今後の資料作りにこの経験を生かして行きたいと思います。

(T)

質問内容②

SEIN Pileでは、杭頭曲げモーメントが求まりますが、杭の曲げ戻しを上部構造に返す設計をした場合、再度、変動した軸力で杭の計算をやり直さなければならない事もあります。

この繰り返し計算はSEIN Pileでは可能でしょうか。

~~~~~~~

上記ご質問の対処法としては、SEIN Pileの結果がCSVファイルで出力できますので、メニュー「ファイル-エクスポート-CSV形式結果ファイル」から出力を行い、その結果をCREA側の杭頭曲げモーメントの画面にコピー&ペーストすることで、繰り返しの計算を行って頂くことができます。

CSVファイルの出力は、CREA画面にあわせてあるので、選択してコピー&ペーストし易いように出力をおこなっております。

(K)

地震で揺れた建物 継続して使えますか? 建物安全度判定サポートシステム「揺れモニ」

地震で大きく揺れた建物。

ビルのオーナーは、建物がどのくらいの影響を受けたのか、的確な被害状況を把握して、継続して使えるかの安全性を判断しなければなりません。

建物安全度判定サポートシステム「揺れモニ」は、揺れた建物の状態把握に役立ちます。

ビル全階に地震センサーを設置し、どのくらいの影響を受けたのか評価情報をパソコンに表示します。

従来、導入が難しかった高さ40-60mの建物にも使用可能です。

家入龍太公式サイト「建設ITワールド」にて紹介されました。

『このビルは使えます!地震直後の建物の安全性を判定する「揺れモニ」』

http://www.ieiri-lab.jp/it/2013/10/Yure-Moni.html

■本件に関する詳細、お問合せは下記をご覧ください。

NTTファシリティーズ 建物安全度判定サポートシステム「揺れモニ」

http://www.ntt-f.co.jp/service/yuremoni/

(M)

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SEINWEB http://www.sein21.jp/

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