SEIN ST-CNV to SNAP

SEIN ST-CNV to SNAPは、SEIN La DANSのオプションです。

SEIN La CREAの建物DBの断面や形状等をSNAP(株式会社構造システム)の入力データに変換するプログラムです。

【入力画面】

 

主な変換制限

① 定義共通

部材、積載荷重などの符号は半角英数8文字までの制限がSNAPにあります。

② 壁開口符号

SEINの壁開口符号は構造階高が異なる階に配置されている場合、半角英数5文字までで符号をつけてください。

(理由)

構造芯が異なる場合、構造芯から梁フェイスまでの距離が階によって異なるため、開口位置(H)が変わります。そのため、変換では「開口符号+階番号」として符号を追加して変換します。

※特定の階にだけ配置された開口については、符号に階番号は付きません。

※構造芯ずれが同じ階は、小さい階から検索して最初に出てきた階番号を付与します。

例:

階 構造芯ずれ 開口符号

Z3  200ずれ  OP1Z2  ←3階に存在するがZ2の符号名

Z2  200ずれ  OP1Z2

Z1  500ずれ  OP1Z1

③ 積載荷重

SEINのデフォルトの積載荷重は、SNAPのデフォルトの積載荷重へ変換します。

居室、寝室、病室   → 居住室

事務室        → 事務室

教室         → 教室

百貨店、店舗の売り場 → 店舗

集会室(固定席)   → 集会室1

集会室(その他)   → 集会室2

車庫、自動車通路   → 車庫

それ以外は、SEINの「順序」の若い順に"LL"+連番で積載荷重名を生成します。

④ 間柱定義

間柱は、通常の柱として定義・配置を変換します。

⑤ 大梁配置

SNAPの大梁の始終点は、柱の柱頭または柱脚に接続している必要があります。そのため、片持梁や、柱の途中のグリッド点に大梁の始/終点がある場合(例:段差モデル、スロープモデル)は正しく渡りません。

⑥ 片持領域のスラブ・小梁

片持梁はSNAPへ変換できませんが、片持領域のスラブや小梁は変換します。

⑦ 壁

SEINのモデルモードでエレメント置換されている壁を耐力壁、それ以外は一般壁として変換していますが、SNAP上では、一般壁で開口がないと架構生成でエラーになります。そのような壁はSNAP側で調整をお願い致します。

⑧ 小梁

小はりの始終端が大梁に接続していない場合、SNAPの架構生成でエラーになります。SNAP側で調整が必要です。

⑨ ブレース

S造と木造が変換対象です。

始終点ともに柱頭、または柱脚の節点を用いているもののみを変換します。

K型、V型ブレースなど中間点を設けるような配置は変換対象外です。

SEIN La CREAから変換できる項目

項目 転送
標準材料 コンクリート
鉄筋
鉄骨鋼材
高力ボルト  
RC部材仕上げ  
S部材仕上げ  
標準配置 コンクリート
鉄筋
鉄筋重心  
鉄骨鋼材
高力ボルト  
RC部材仕上げ  
S部材仕上げ  
断面定義
柱脚  
ブレース
壁開口
スラブ
荷重定義 積載荷重
点荷重  
線荷重  
面荷重  
梁特殊荷重  
柱特殊荷重  
項目 転送
配置
柱脚  
ブレース
壁開口
スリット  
スラブ
積載荷重
点荷重  
線荷重  
面荷重  
梁特殊荷重  
柱特殊荷重  
追加荷重一括配置  

○が付く項目が変換対象です。

動作環境

OS Microsoft Windows 11/10 64ビット(※1)
必要メモリ 4GB以上推奨
プロテクト関連 ネットワーク認証によるプロテクト
必須ソフト .NET Framework 4.7.2 以上

※1 Microsoft Windowsは、米国Microsoft Corporationの登録商標です。